お知らせ
東京国際大学 国際交流研究所「2018年度第3回公開講演会」のお知らせ
東京国際大学国際交流研究所にて、下記のとおり「2018年度第3回公開講演会」が開催されます。
皆様、ぜひ足をお運びください。
下記のとおり、大学ホームページにても案内されております。
http://www.tiu.ac.jp/news/upload_files/20190223.pdf
「イスラーム文明と近代科学」
講師:塩尻 和子 先生(東京国際大学国際交流研究所・所長)
日時:2019年2月23日(土) 14:00~16:30(開場13:30)
会場:東京国際大学 第1キャンパス【2号館 4階 244教室】
〒350-1197 埼玉県川越市的場北1-13-1
東武東上線「霞ヶ関」駅下車南口徒歩約5分
JR川越線「的場」駅下車徒歩約13分
※お車でのご来場はご遠慮ください。
☆参加費無料
☆事前申込不要(先着順)
定員60名
☆お問い合せ:東京国際大学 総長室 TEL:049-277-5920
【講師紹介】
塩尻 和子(しおじり かずこ)
東京国際大学特命教授
同大国際交流研究所・所長
筑波大学名誉教授
[専門分野]
イスラーム神学思想
比較宗教学
宗教間対話
中東地域研究
[最近の主な著書・論文]
「イスラーム・ジェンダー論の行方‐行動する女性たちへ」
『政治化する宗教、宗教化する政治』池澤優ほか編
(岩波書店、2018 年)
「宗教間対話運動と日本のイスラーム理解」
『宗教と対話』小原・勝又編
(教文館、2016 年)
「ジハードとは何か―クルアーンの教義と過激派組織の論理」
『変革期イスラーム社会の宗教と紛争』塩尻編著
(明石書店、2016)
『イスラームを学ぶ』
(NHK出版、2015 年)
「初期イスラーム思想における理性主義的人間観と宗教倫理」
『イスラム哲学とキリスト教中世、実践哲学』竹下ほか編
(岩波書店、2012 年)
『イスラームの人間観・世界観』
(筑波大学出版会、2008 年)
『イスラームを学ぼう』(秋山書店、2007 年)
『イスラームの生活を知る事典』池田美佐子と共著
(東京堂出版、2004 年)
【講演主旨】
近代の科学技術や生活文化の源流が中世のイスラーム世界で開発され、西洋へ伝播し発展したことは、あまり知られていません。ギリシア科学を受け継いだイスラーム世界では医学・薬学・数学・天文学・化学・光学など、今日の科学技術の基盤となる学問が発達しました。同時に服装やマナー、料理などの生活文化も発展しました。私たちがヨーロッパ発祥の文化だと思っているものの多くはイスラーム世界で形成されたのです。知られざるイスラーム文明について分かりやすく解説いたします。