お知らせ
東京国際大学 国際交流研究所「2018年度第2回公開講演会」のお知らせ
東京国際大学国際交流研究所にて、下記のとおり「2018年度第2回公開講演会」が開催されます。
皆様、ぜひ足をお運びください。
下記のとおり、大学ホームページにても案内されております。
http://www.tiu.ac.jp/news/upload_files/20181006.pdf
日本仏教とイスラーム世界
「東大寺僧がイスラームを学ぶ」
講師:東大寺長老、森本公誠先生
日時:2018年10月6日(土) 14:00~16:30(開場13:30)
会場:東京国際大学 第1キャンパス【2号館 3階 232教室】
〒350-1197 埼玉県川越市的場北1-13-1
東武東上線「霞ヶ関」駅下車南口徒歩約5分
JR川越線「的場」駅下車徒歩約13分
※お車でのご来場はご遠慮ください。
☆参加費無料・事前申込不要
☆お問い合せ:東京国際大学 総長室 TEL:049-277-5920
森本公誠先生は京都大学で東洋史を専攻されたおり、東大寺の僧侶でありながらイスラーム史に興味を持たれ、エジプトへ留学、税制史を研究されました。それは仏教とは異質なイスラームを学べば現代社会における仏教の存在意義も見出せるのではないかという問いかけがあったからで、中世の文明論者イブン・ハルドゥーンの著作もその一環として取り組まれました。日本仏教界の頂点にありながら、イスラーム史の研究においても世界的な碩学であります。講演では、イスラームと仏教のそれぞれが持つ価値観を宗教の優劣ではなく、歴史の視点から見つめることの重要性をお話して頂きます。
講師紹介:森本公誠(もりもと・こうせい)先生
東大寺長老、文学博士、東大寺第218世別当・元華厳宗管長
1934年生れ、15歳で東大寺に入寺、
1957年京都大学文学部卒業、
1964年京都大学大学院博士課程修了、
1968年京都大学文学博士学位取得、
1965~98年京都大学文学部講師(非常勤)、
1966~1978年大阪外国語大学アラビア語科講師(非常勤)、
1975~2004年東大寺図書館長、東大寺学園常任理事、
東大寺財務執事、同教学執事、執事長・華厳宗々務長、
同上院院主・東大寺学園理事長等を歴任、
2004年~2007年東大寺第218世別当・華厳宗管長、
2007年~現在東大寺長老、
2010年~2013年東大寺総合文化センター総長、
2015年外務大臣表彰
主な著書:
『初期イスラム時代エジプト税制史の研究』
(岩波書店、1975)(日経・経済図書文化賞受賞)、
『イブン・ハルドゥーン―人類の知的遺産22』
(講談社、1980)、
『善財童子求道の旅―華厳経入法界品・華厳五十五所絵巻より―』
(朝日新聞社・東大寺、1998)、
『世界に開け華厳の花』
(春秋社、2006)(圓山記念文化賞受賞)、
『聖武天皇責めはわれ一人にあり』
(講談社、2010)、
『イブン・ハルドゥーン』
(講談社、2011)、
『東大寺のなりたち』
(岩波新書、2018)など。
翻訳書:
イブン=ハルドゥーン『歴史序説』全4冊
(岩波文庫、2001)、
タヌーヒー『イスラム帝国夜話』上下
(岩波書店、2016-17)(日本翻訳文化賞受賞)。