お知らせ

東京国際大学国際交流研究所「2017年度第2回公開講演会」のお知らせ

東京国際大学国際交流研究所にて、下記のとおり「2017年度第2回公開講演会」が開催されます。
皆様、ぜひ足をお運びください。
大学ホームページにても案内されております。

「唯識思想について――大乗仏教と現代」

日時:2017年10月21日(土)14:00~16:30 (開場13:30)
会場:東京国際大学 高田馬場サテライト4階
☆参加費無料
☆事前申込不要(先着順) 定員70名
☆お車でのご来場はご遠慮ください

講師:竹村牧男先生
仏教学者・東洋大学学長・筑波大学名誉教授
[学歴・研究歴]
1971年、東京大学文学部印度哲学科卒業
1974年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了
1975年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学
1993年、唯識思想研究で東京大学より博士(文学)の学位を取得
[職歴・現職]
1984年、三重大学人文学部助教授
1988年、筑波大学哲学・思想学系助教授、1992年~2002年同教授
2002年、東洋大学文学部教授、2016年~現在、同文学研究科教授
2009年9月~現在、東洋大学学長
[業績]
『唯識三性説の研究』春秋社(1995年)/学位論文の刊行、『親鸞と一遍』法蔵館(1999年、2017年講談社学術文庫で再版)、『西田幾多郎と鈴木大拙』大東出版社(2004年)、『正法眼蔵講義―現成公案・摩訶般若波羅蜜―』大法輪閣(2005年)、『入門 哲学としての仏教』講談社現代新書(2009年)、『『成唯識論』を読む』春秋社(2009年)、『日本浄土教の世界』大東出版社(2012年)、『日本仏教 思想のあゆみ』講談社学術文庫(2015年)、『ブッディスト・エコロジー』ノンブル社(2016年)、『心とはなにか』春秋社(2016年)、『『大乗起信論』を読む』春秋社(2017年)など多数の著作がある。

講演趣旨:
唯識思想は、インドにおいて、5世紀頃、無著、世親によって大成され、7世紀には玄奘三蔵によって中国に移植されて法相宗が成立した。日本には奈良時代に伝えられ、興福寺や薬師寺で今に伝承されている。それは、認識論、存在論、言語論等が統合された、精緻な理論体系を持つもので、大乗仏教の基礎的な世界観を構成している。その内容は21世紀を生きる私たちへの指針となる先進的で普遍的な思想である。今回、その一端をご紹介し、大乗仏教の現代的意義を考えたい。

<主催> 東京国際大学国際交流研究所
<問合せ先> 東京国際大学学事課・(担当:加藤) gakuji@tiu.ac.jp