お知らせ
公開講演会「今日の中東政治と宗教の役割」
2015. 9. 19(土曜日)14:00~18:00
主催:東京国際大学国際交流研究所
場所:東京国際大学早稲田キャンパス、マルティホール
参加は自由(無料)です。事前の申し込みも不要です。ハーテム先生のご講演は英語で行われますが、日本語翻訳ペーパーを配布します。質疑応答(17:00~18:00)は通訳付です。興味のある方はお気軽にご参加ください。
日時:9月19日(土曜日)、14:00~18:00
場所:東京国際大学早稲田キャンパス5階、マルティホール
(東西線早稲田駅下車、徒歩5分)
講師:ターレク・ハーテム先生(カイロ・アメリカン大学経営学部教授)
臼杵 陽先生(日本女子大学文学部教授)
共通テーマ:「今日の中東政治と宗教の役割」
今日のイスラーム世界に対する世界の視線には厳しいものがあります。2011年の北アフリカの民衆蜂起後の期待感が失われ、各地で政治的不安定から混乱状態が起こる中で、いわゆる「イスラーム国」などの過激派集団の台頭が大きな問題となっています。これらの現象は、単にイスラーム社会の問題としてではなく、世界史的な文明の転換期の混乱状態と見る必要があります。これに対して、宗教にはどのような役割が期待されるのか。また社会の安定を目指すための対宗教運動政策についても、現地では、どのように考えられているのか、この問題を理解するために、2人の研究者に、それぞれの専門の立場から光を当てて話していただきます。
講師紹介
ターレク・ハーテム先生「中東における宗教機関の役割と管理」
カイロ・アメリカン大学経営学部教授。エジプト日本友好協会の副会長。エジプトおよび中東諸国の銀行業務やIT産業の経営改善、新規企業の起業促進などに関する研究や共同研究が多く、海外貿易省や中小企業諮問委員会などのメンバーも務めてきた。今回の講演会では、経営学の観点から、混乱する中東の宗教体制とその管理について講演をする。
臼杵 陽 先生「パレスチナ/イスラエルにおける政治と宗教」
日本女子大学文学部史学科教授。これまでパレスチナ/イスラエルを中心にした現代政治史を研究し、現在は戦前・戦時期の日本・イスラーム関係にも関心をもつ。今回の講演では、パレスチナ人とイスラエル人が宗教と政治の相互関係をどのように考えているのかという問題関心を踏まえて、中東和平交渉の頓挫の背景を検討し、さらに、混迷の度を増してきた中東情勢の中でパレスチナ/イスラエル紛争の現状を考えてみる。
会場:東京国際大学早稲田キャンパス5階、マルティホール
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-6-1
アクセス:東京メトロ東西線「早稲田」駅下車徒歩約5分(2番出口)
東京メトロ副都心線「西早稲田」駅下車徒歩約7分(2番出口)
主催:科学研究費補助金基盤研究(A)「変革期のイスラーム社会における宗教の新たな課題と役割に関する調査・研究」(代表:塩尻和子、東京国際大学国際交流研究所長)
緊急の場合の問合せ先:Tel:09093255116
E-mail:iiet@tiu.ac.jp(東京国際大学 国際交流研究所)
s-kazuko@tiu.ac.jp(塩尻和子研究室)
詳細は下記をご参照下さい。
20150919.pdf