お知らせ
6月15日(土)公開シンポジウムのお知らせ
来る6月15日(土)東京国際大学早稲田キャンパス、マルティホールにて、公開シンポジウム「宗教間対話の新しい局面へ」が開催されます。皆様、お誘い合わせの上、是非ご参加下さい。(主催:東京国際大学国際交流研究所)参加は自由(無料)です。事前の申し込みも不要です。シンポジウムは英語で行われますが、日本語翻訳ペーパーを配布します。質疑応答(17:00~18:00)は通訳付です。
主催:科学研究費補助金基盤研究(A)「変革期のイスラーム社会における宗教の新たな課題と役割に関する調査・研究」(代表:塩尻和子、東京国際大学 国際交流研究所長)
問合せ先:Tel:049-277-5837 東京国際大学国際交流課 担当:宮川 ※6月15日は電話対応できません。 E-mail:iiet@tiu.ac.jp(東京国際大学 国際交流研究所)
【発表のテーマと担当者名】
①「岐路に立って:ジャスミン革命後のチュニジアでの“穏健派”ムスリムの増加と民主化への挑戦」(14:05~14:50)
“At the Crossroads: the Rise of “Moderate” Islamists and the Challenges of Democratic Transition in Post-January 14th, Tunisia.”
【講師】ハージェル・ベンハッジサレム教授、チュニジア
Prof. Dr. Hajer BenHadjSalem,
②「宗教間対話の諸問題――事実と虚構の分離」(14:55~15:40)
“Issues facing interfaith dialogue: Separating fact from fiction”
【講師】サミール・ヌーハ教授、エジプト、比較言語学博士(パンジャーブ大学)
同志社大学客員教授
Prof. Dr. Samir Abdel Hamid I. Nouh, Visiting Professor, School of Theology, Doshisha University, Kyoto
③「宗教間対話におけるスピリチュアルな側面の役割と重要性――キリスト教とイスラームの場合」(15:50~16:35)
“The Role and Importance of Spiritual Paths in Interfaith Dialogue – the case of Christianity and Islam”
【講師】リアナ・トルファシュ博士、ルーマニア、文学博士(筑波大学)
前筑波大学教授、筑波大学非常勤講師
Dr. Liana Trufas, Former Professor of University of Tsukuba, Lecturer, Tsukuba University, Ibaraki
④「ヨーロッパ・ユダヤ教徒・キリスト者・ムスリム協議会の背景的歴史」(16:40~17:25)
“JCM conference against its background history”
【講師】ジョナサン・マゴネット教授、ロンドン、神学博士(ハイデルベルク大学)
ロンドン、レオ・ベック大学前学長・名誉教授、西南学院大学客員教授
Prof. Dr. Jonathan Magonet, Emeritus Professor of Bible, Leo Baeck College, London and Research Professor, Seinan Gakuin University, Fukuoka.
【概要・講師紹介】
今日、世界各地でそれぞれの立場から、異文化理解や宗教間対話を通じて、平和的な共存社会を目指す運動が行われていますが、いずれの地においても、大きなうねりとなりえず、成果を上げているとは言えないのが実情です。宗教間対話は、欧米ではキリスト教が、イスラーム圏ではイスラームが土台となり、日本では仏教関係者を中心として実施されることが多くみられます。これらの対話集会や対話の研究が効果的に実施され、世界的に相互理解が共有されるためには、どうすればいいのでしょうか。
宗教間対話は、現実には極めて難しい課題なのです。
本シンポジウムでは、ユダヤ教・キリスト教・イスラームの専門家に、それぞれの事例と取り組みについて発表していただきます。ユダヤ教のラビでもあるジョナサン・マゴネット先生には、今年で40周年を迎えた「ヨーロッパ・ユダヤ教徒・キリスト者・ムスリム協議会」の成立とその背景について、筑波大学のリアナ・トルファシュ先生には、キリスト教とイスラーム神秘思想の関係性から宗教間対話の一側面について、同志社大学客員教授のサミール・ヌーハ先生には、猪瀬都知事のオリンピック発言、ボストンでの爆弾事件、アルジェリアでのテロ事件など最新の事例から見えてくる問題の解決のヒントについて、ハージェル・ベンハッジサレム先生には、チュニジアの民主化と民衆革命後の社会と宗教の関係について、お話ししていただく予定です。
会場:東京国際大学早稲田キャンパス、マルティホール 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-6-1
アクセス:東京メトロ東西線「早稲田」駅下車徒歩約5分(2番出口)
東京メトロ副都心線「西早稲田」駅下車徒歩約7分(2番出口)
詳細は下記をご参照下さい。
0615.pdf