お知らせ

東京国際大学 国際交流研究所「2017年度第3回公開講演会」のお知らせ

東京国際大学国際交流研究所にて、下記のとおり「2017年度第3回公開講演会」が開催されます。
皆様、ぜひ足をお運びください。
下記のとおり、大学ホームページにても案内されております。
http://www.tiu.ac.jp/news/20180224_kouryu.pdf

 

「イスラームを学ぼう…世界を読み解くために」

日時:2018年2月24日(土) 14:00~16:30(開場13:30)
会場:東京国際大学 第1キャンパス【2号館 4階 244教室】

  • 〒350-1197 埼玉県川越市的場北1-13-1
  • 東武東上線「霞ヶ関」駅下車南口徒歩約5分
  • JR川越線「的場」駅下車徒歩約13分

☆参加費無料・事前申込不要(先着順) 定員60名
☆お問い合せ:東京国際大学 総長室 TEL:049-277-5920

講師:東京国際大学国際交流研究所・所長 塩尻和子先生
東京国際大学特命教授、同大国際交流研究所・所長、筑波大学名誉教授
[専門分野]イスラーム神学思想、比較宗教学、宗教間対話、中東地域研究
[最近の主な著書・論文]
「宗教間対話運動と日本のイスラーム理解」
(『宗教と対話』小原・勝又編、教文館、2016年)
「ジハードとは何か――クルアーンの教義と過激派組織の論理」
(『変革期イスラーム社会の宗教と紛争』塩尻編著、明石書店)2016年3月
『イスラームを学ぶ』NHK出版、2015年
「初期イスラーム思想における理性主義的人間観と宗教倫理」
(『イスラム哲学とキリスト教中世、実践哲学』竹下ほか編、岩波書店、2012年)
『イスラームの人間観・世界観』筑波大学出版会、2008年
『イスラームを学ぼう』秋山書店、2007年
『イスラームの倫理――アブドゥル・ジャッバール研究』未來社、2001年
『イスラームの生活を知る事典』東京堂出版、池田美佐子と共著、2004年

講演主旨
今日の複雑な世界情勢の中で、イスラームは、中東の地域紛争や内戦と関連付けられて好戦的なイメージで語られることがあります。ユダヤ教、キリスト教の伝統を引き継いで発祥したイスラームは、今日では、16億~20億人の信徒を擁する世界第2位の宗教になっています。しかも、現在のイスラームはアジアを中心に展開しており、私たちの暮らしの身近に見いだされるようになりました。その本来の教えは平和志向的で、日本古来の道徳観や仏教・神道にも共通する教義があります。
イスラームを学ぶことは、実り多い国際交流の発展のために必要な知識と、複雑な世界情勢を理解する手がかりとを得ることにつながります。
本講演会では、これまで東京国際大学国際交流研究所において研究されてきたイスラーム宗教思想の深淵を、分かりやすくお話しいたします。